このブログを書いているトキ、既に11月の第3木曜日の午前0時を過ぎているので、ハレテ『ボジョレーヌーボー 解禁!』です。
今年もビストロ・カンパーニュでは、あるひとつの蔵元のボージョレーに目をつけました。
ピエール・エ・ポール デュルディリ
なにやら舌をかみそうなドメーヌの名前ですが・・・。
このデュルディリ家は160年前から先祖代々の土地を耕し、ブドウを栽培し続けてきました。
その情熱はワインの品質によく表れていて、採算度外視の低収穫量、ハイコストパフォーマンスで、飲む人を魅了させてきました。
実はボジョレーヌーヴォーは1999年からはじめたみたいですね。
それまでは新酒は造らなかったのですが、熱烈なデュルディリファンが
『ヌーヴォー造ってくれーっ!!』
ってお願いしてリリースされたみたいです。
〜2009.11.13 みほブログ引用〜 ( みほさん、勝手にごめんね、許して!)
↑コチラが 2012. 11.14 (水) の夕方にお店に届いたばかりの今年のヌーボーのピエール・エ・ポール デュルディリ
限定12本の入荷のみ!早いもの勝ち!
ボトル売り〜 ¥ 3980
もちろんグラスでもお出ししますよ。
グラス売り〜 ¥ 700
そもそもなんで11月の第3木曜日の午前0時からではないと呑んではいけないのでしょうか?
この法律を破ったらどうなるんでしょうか?
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ちょっとだけ解説を…。
フランスでは、従来は、ちゃんと熟成させたワインしか売れないことになっていたようですが、ボージョレでは19世紀から、収穫したのちのワインを早く売る習慣がありました。
1950年になってようやく、新酒の販売が正式に認められ、収穫後のワインをいかに早く売るかが競争になってしまいました。
そうなると、当然、十分ワインとして熟成されていないものも出回ってしまうような事態になってしまいました。
それで、11月15日を解禁日とし、その時まで、ちゃんとワインとして熟成させるようにした、ということのようです。
なお、1985年には、解禁日が、今と同様、11月の第3木曜日午前0時に改められました。
フランスでは日曜は商店などが休みで、15日が日曜と重なると影響が出るという理由で改められたそうです。
ただこれはフランスの国内法なので、海外で違反行為が有った場合、厳密に処罰が下るかといえば、そうではないようです。
海外輸出品の場合、開封及び、販売日時に関しては、輸入元、代理店等の「お願い」と言う形になってしまうのが現状で、あくまでも「お願い」なので、販売側のモラルに依存する形となってしまう訳です。
もちろんウチのお店もモラルを守って、まだ1本も抜栓しておりません。
本日のランチより、販売します。
日付変更線の関係で、日本が最も早く解禁日が訪れます。1980年代の私がまだカワイイ子どもだったバブル絶頂期の頃なんて、ホントお祭り行事でよくテレビのニュースで放送されていたのを思い出します。
残念ながら、昨今はそのような勢いはありませんが、「初物」「旬」を粋だとする日本人としては、ボジョレーの解禁は、季節感を感じさせてくれる風物詩でしょうね。
ご清聴ありがとうございました。
最近は、通勤のランニングも慣れてきて、若返りに励んでいる『山』でした。
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