我が愛しきVigneronたち その4

  6月のとある水曜日 ラングドック地方のコルビエール村から、ワインの生産者、クロ・パカリスさんがPRのため来店してくれました。 真ん中の大柄な方がクロ・パカリスさん。まるでラグビー選手のような体型で笑顔がとてもさわやかで素敵です。畑仕事をいそしむ姿は真剣そのもの。 左側のフランス人のムッシュが、僕らのワインの師匠でもあり、ヴァン・ナチュールの社長兼バイヤーのフランソワ・デュマさん。 美味しいワインを追い求めてフランスの地の果てまで歩き続ける熱血派です。今までにも素晴らしい生産者を数多く、日本に紹介してきました。 ‘ ‘‘ カリニャン60%、グルナッシュ30%、シラー10%。 ちなみにカリニャンは樹齢100年以上だとか。 深みと複雑性に富み、カシスやブルーベリーの華やかな香りと繊細なタンニン。口当たりは非常になめらか。ボルドーのグランクリュを彷彿させます。 ワインのボトルはパカリスさんの体型のようなヘビーボトル。 店の漆喰の壁にサインをしてもらいました。 明日から韓国、その次はアメリカとPRで大忙し。最後に、 パカリスさん 「東京でとても良い時間が過ごせました。」 シェフ 「それはどうも。このワイン、本当に美味いですね。2005年はフランス全土に渡って素晴らしい年と聞いていますが?」 パカリスさん 「その通りです。久しぶりです。こんな良い出来は。今飲んでも十分おいしいし、10年から15年寝かせてもよいと思います。」 シェフ 「ところでパカリスさん、ビストロカンパーニュの印象はどうでしょう?」 パカリスさん 「Comme a la maison.  まるでシェフのお家に招かれたようです。」 シェフ 「それはうれしい一言です。又、是非いらしてください。お待ちしています。」

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